安く売っている子供服でも感謝の気持ちを忘れずに。について
昔は自分のスカートの裾に、しみがついてしまい何をやっても落ちなくなってしまった時にはその部分を切り取り、子供服に作り直した。自分では着られそうもない小さい洋服は、少ない生地でも作ることができるので、子供服にするのには簡単だった。もともと私は洋裁が大好きで生地を見ると何かを作りたくなってしまう質だ。そんなわけで自分の子供たちの洋服のほとんどは、私の手作りだった。それでも子供たちは笑顔で喜んでくれた。
現在では、ブランドを気にしなければ子供服も驚くほど安く買うことができる。パッと見ても安いと思えない商品がこのように安く手に入るのなら、わざわざ時間をかけて子供の洋服を作ることもないと思ってしまう。安く売っている洋服の縫い方を見ても特に雑なわけでもない。それなのに、こんなに安く売られてしまうのではと洋服を作っている人を気の毒に感じてしまうのだ。私は少しだけだが子供服の洋裁の仕事をしていたことがある。人が思っている以上に大変で根気がなければできない仕事だ。どんなに安くても、感謝の気持ちを持って着てもらいたいといつも思ってしまう。